Fractal
デザイン部門BOOKOFF賞
中岡 大智 様
文化服装学院
作品説明(エントリーシートより)
今回の制作では、洋服の価値をフラットに考え、どんな服も輝けるようなデザインにすることを目指した。
デザインポイントは、縫製に関しては、パズルの繋ぎ方にこだわり、来て歩いた時に動きを出すため、部分的に止めつけ空間を作った。
また、末長く着たいと思えるように、リバーシブルで着用できるデザインにした。
裏側はホワイトカラーで統一し、気分や好みに合わせてスタイリングを楽しめるデザインにした。
使う素材に関しては、子ども服に焦点を当てた。
理由は、子ども服は着られる時期が短く、服として活躍する機会が少ないと考えた。
また、布面積も狭くリメイクの幅も限られるため、洋服を作る上では扱いづらいと考えた。
だが、私のような多様な柄を少しずつ使うデザインの場合好都合で、パッチワークのため布面積も必要ない。
このように、子ども服をメインに構成することで、活躍の場が少ない子ども服に新たな命を与え、出来る限り無駄を出さず自分のデザインを効果的に表現することが可能であると考えた。
コンセプトに則り、類似性の無い多種多様な柄、質感、厚みのものを無造作に選択し使用した。その中でも、雑多な中に統一感を見出すため、色彩構成や構成を特に注意して制作した。